リフレクソロジーをいくぶんご存じの方は、リフレクソロジーとは東洋のツボ療法と何ら変わらないものと思われるかもしれません。実際、両者の考え方は大変近いと行っても良いでしょう。どちらも健康をホリスティックに捉えることや、カラダの特定の部分を刺激することによって他の器官の不調を改善していこうという点では同じことだといえます。しかし、両者には次の点で違いが見られます。
まず、ツボがひとつひとつの「点」であるのに対し、リフレクソロジーはある広さを持ったゾーン、つまり「面」になります。また、ある器官や症状に対応するツボは前進に複数ありますが、リフレクソロジーはおおむね足に1,2カ所となります。
したがって、ツボ療法に比べるとるリフレクソロジーへの入門はしやすいといえるかもしれません。自分で反射区を刺激してみて、具合の悪いところをある程度知ることもできるでしょう。試しに、自分の土踏まずや足の指先などを軽く揉んでみてください。痛みを覚える箇所があるかもしれません。また、内臓に響くような気持ちよさを感じる箇所があるかもしれません。あるいは、始めは何も感じなくても、全体を揉みさするうちに、どこかにしこりを感じるようになったり、何か他とは違う感触を覚える箇所も見つかるかもしれません。中には、それだけで、「なるほど、足には何かある」と直感する方もいることでしょう。
このように足への働きかけは、背中などと違って簡単に手が届きますから、リフレクソロジーや施術の知識がなくても、とりあえずは自分で試してみることができます。しかし、これは本来のリフレクソロジーの理論や主義に沿って行うわけではありませんから、単なる入り口に過ぎません。もちろん、これで足や反射区の重要さに関心を持つことになれば、それだけでもプラスになるとは思いますが、本当のリフレクソロジーを体験したことにはならいでしょう。
リフレクソロジーは全身に対するトリートメントではありませんから、施術の際に服を脱ぐ必要がありません。肌を出すのは原則として膝から下だけですから、女性の方であっても気楽に臨むことができるでしょう。その点で、内科の検診よりも抵抗感がないかもしれません。
しかも、当然のことながら専門家の知識と技術の元に行われれば安全で効果的ですし、リフレクソロジーのサロンには専用のベッドやソファが設けられていますから、リラックスした姿勢で施術を受けることができます。施術されるときの心持ちやプロの手技の強さ弱さの加減、その手順も実感としてわかりますし、また、体のどこかにトラブルを抱えている場合であれば、それが施術を続けるうちにどのように軽減されていくのかも身をもって体験することができるでしょう。
そして、もし興味が持てれば、今度は自分でリフレクソロジーの簡単な手技や基本的な理論だけでも覚えていくといいでしょう。そうすれば、リフレクソロジーを家族との触れあいの手段として活用することもできます。例えば、お母さんが我が子に、妻が夫に、会話を楽しみながら茶の間で施術してもいいのです。
ただし、たとえ基礎的なレベルだけを見につれればよいという場合であっても、それは正しい知識・技術でなければなりません。例えば、家庭内での活用にとどめるとしても、少なくともリフレクソロジーを施してはいけない場合があることだけは知っておく必要があるでしょう。もちろん、きちんとした指導機関で学ぶのであれば、禁忌事項については必ず教えられるはずですから心配はいりませんが、簡単なハウツーの載っているだけの雑誌や書籍などには、記載が省かれている場合がありますから、気をつけてください。
リフレクソロジーを行う場合は以下の点に気をつけましょう。
このほかの場合でも、血液の流が促進されることがマイナスに作用すると考えられるときには、施術を控えた方がいいといえるでしょう。
また、これは大変重要なことですが、リフレクソロジーは基本的に病気を治療する目的では行いません。ですから、重大な病気や急性の病気で医師の治療を受けている人に対しては、リフレクソロジーは介入しないようにしましょう。もし、治療の補助をする目的で施術したいと思うときには、担当医師の了解を得てからにします。これはプロのリフレクソロジストであっても素人であっても同じです。
リフレクソロジーはむしろ重大な病気にかからないように、普段からリラックスさせ、血行を良好に保ち、器官の働きをスムーズにし、自然治癒力を高めるために行うものだと言うことを忘れずに、その範囲の中で活用することをオススメします。また、そのような観点から活用したときにこそ、大変すばらしい効果をもたらすものなのです。